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千葉県市川市妙典・行徳、浦安市
千葉県市川市の南部に位置する、妙典、行徳、南行徳を中心とした一帯が現在の行徳地区です。昭和中頃までは、市川市の南部に加えて、浦安市の元町地区(当代島・北栄・猫実・堀江・富士見)、船橋市沿岸部、東京都江戸川区東篠崎を合わせて行徳と呼ばれていました。この行徳エリアは戦国時代の頃より塩の生産が行われており、江戸時代には広大な行徳塩田がありました。幕府は塩や食料を運ぶため、江戸と行徳を結ぶ水路を整備。塩はもちろん、人や物資の運搬が盛んになり、行徳は水上交通の要所として栄えました。また「戸数千軒、寺百軒」と言われるほど歴史的寺院が多く点在します。江戸末期に流行した成田山詣もあって、寺町にも多くの人が訪れ賑わっていました。
浦安市は行徳地区と地続きで隣接しています。東京メトロ東西線が通り、この地形や似通った地域性から、近年は「浦安・行徳地区」といった区分で、各メディアに取り上げられることが多くなっています。
都心のベッドタウンとして発展した妙典・行徳エリア
江戸時代より「行徳塩田」として栄えた行徳地区は、1917(大正6)年の暴風・高潮の発生で衰退します。それに替わって、海苔の養殖が盛んに行われるようになりました。現在も生産は続いており、初冬には市内鮮魚店に生海苔が一世に並ぶ光景が見られます。1969(昭和44)年に営団地下鉄東西線(現在の東京メトロ東西線)が開通すると、水田や蓮田は宅地となり、都心へのアクセスが良いベッドタウンとして発展。近年、行徳地区の人口密度は上昇傾向にあります。東京メトロ東西線行徳駅周辺には、各金融機関、公立小・中学校、行徳図書館などが集まっており、生活に必要な環境が徒歩圏内に整っています。その他、24時間営業のスーパーマーケットが2店舗、地元商店街、飲食チェーン店から外国人が営むレストランまでさまざまなお店が並びます。行徳駅から東京・大手町駅までは各駅停車で約23分です。東京メトロ東西線はJR中央・総武線と直通運転を行っているので大変便利です。
妙典エリアは、行徳で最後の区画整理事業として2000年に完成した新しい街です。同年に東京メトロ東西線妙典駅が開業し、駅前には大規模マンションとともに、イオン市川妙典店、イオンシネマ市川妙典、コナミスポーツクラブなど大型商業施設が並んでいます。
駅から少し離れると、閑静な住宅街が広がっています。小・中学校は駅から徒歩圏内にあり、さまざまな医療機関が点在。駅から10分ほど歩くと、江戸川の河川敷があり、愛犬の散歩、ジョギングやウオーキングをする人のほか、休日にはバーベキューを楽しむ家族で賑わいます。妙典駅から東京・大手町駅まで各駅停車で約25分です。始発電車が多くあるので通勤・通学に快適なエリアです。
人口増で駅が開業、利便性も大きくアップ南行徳エリア
住みたい人が増え続ける街、若い世代を引き付ける浦安エリア
浦安駅が1969年に開業すると、それまで陸の孤島と呼ばれた浦安町(1981年に市制施行し浦安市となる)は、以後急速に東京都のベッドタウンとして都市化が進行します。都内へのアクセスが良好で住環境も整っていることから、人口増加率がめざましく、市民の平均年齢は県内でも最も若い30歳代後半となっています。駅前の大通りにはマンションや商業施設が並び、駅周辺は24時間営業の西友浦安店やワイズマート、無印良品、書店、全国展開をしているフィットネスクラブなど全国展開の大型店舗が連なる繁華街です。人通りも多く、昼夜を問わず賑わう駅周辺は、地域の人たちが巡回パトロールを実施するなど安心して暮らせる取り組みが行われています。また浦安市役所浦安駅前行政サービスセンター、各金融機関、浦安市立図書館猫実分館、医療機関などが駅周辺に集まっています。
ひとたび駅周辺から離れると、戸建てやマンションが建つ閑静な住宅街が広がります。浦安駅から快速、通勤快速で、東京大手町駅まで約15分、東京駅まで約22分。浦安駅前のバス停からは順天堂病院、東京ベイ医療センター、明海大学、東海大浦安高校、東京ディズニーランド行きなど複数の路線バスが発着しています。