一戸建ては、一般的に駅からは少し離れた立地が多いです。マンションなら駅近くの利便性の高い立地や、静かで落ち着いた環境重視の立地など好みによって様々な選択肢が広がります。
マンションは何と言っても住戸内に階段が無いものが大半。さらに玄関も段差が低く、室内もフルフラットが主流です。ワンフロアで段差が少なく、お年寄りや子供には安心ですし、洗濯物を干したり掃除をしたりの家事にも負担がかからないのがマンションの良さです。
オートロックや宅配ボックス、ディスポーザー、ゴミ置き場といった設備はマンションならではです。ただ、最近注目されるソーラーパネルや電気自動車対応の発電設備などは、一戸建てならすぐに設置できますが、マンションでは難しい場合がほとんどです。
マンションはコンクリートなので、機密性が高く、火災に対しても比較的安心感があります。また、マンションの耐用年数は40年以上なので古い建物になると、一般的に構造的に木造より丈夫だといえます。木造の一戸建ては、一般的に耐用年数が25年程度となります。
一戸建ては四面が外気に面しているので、設計により多くの窓が設置可能です。ただし、開口部を多く設けると外の音が入りやすく、防犯面でも不安になります。マンションは開口部が少ない分、一ヶ所に大型の窓(ハイサッシ・ワイドサッシ)を採用しているものもあります。
駐車場は、一戸建ての大きなメリット。マンションだと有料がほとんどですし機械式駐車場の場合は車種制限があり、何より玄関を出てすぐ車に乗ると言うわけには行きません。一戸建てなら平置きで無料、雨の日も使い勝手が良いのが魅力です。
マンションには管理組合があり、管理・清掃業務や修繕計画を策定しています。また管理費を支払う分、管理会社はプロ集団ですので、任せてしまうことができます。一戸建ては、時間と労力を使い自分で何とかしなければなりません。
都心部など土地価格が高い地域は、購入価格の大半は土地代の場合が多いです。広い土地を買うと購入価格も上がります。マンションは、立体的に土地を利用しているので、必然的に一戸建てよりはるかに土地の持ち分も少なくなり、経済的と言えます。また、ローンを組む場合は、耐用年数の長いマンションの方が長く組むことができ、月々の支払いを抑えることが可能です。
一戸建ては、土地の持ち分が多い分、一般的に毎年支払う固定資産税・都市計画税はマンションより高くなります。反面、マンションは、管理費や修繕積立金が月々かかります。でも、一戸建ても修繕費用の備えは必要ですし、修理の都度に支払わなければなりません。